第13話 経費を勘定科目ごとに分けよう!
前回は「経費」について学びましたね。今回はその経費を「勘定科目」ごとに分けるということですが・・・
「勘定科目」というのは、その経費がどんな性質の経費だったかという種類のことです。
経費となったもののレシートや領収書などをこれらの科目に仕分けていくんですね。例えば・・・
下記に示した経費は、それぞれどの勘定科目に当てはまるでしょうか?
(A) コンサートでのみ着用する衣装代
(B) コンサートとプライベートでおよそ7:3の割合で着用する衣装代
(C) 任意に参加した仕事の打ち上げ代
(D) 仕事に直接関わる有料アプリの使用料(ex.チューニングアプリなど)
こたえ
(A) ・・・全額を消耗品費
(B) ・・・7割を消耗品費
(C) ・・・全額を接待交際費
(D) ・・・全額を雑費
コンサートとプライベート両方で使う衣装は、使う割合で按分できるんですね!
そのとおりです。
そして、上記の問題のポイントは、仕事で使う割合によって按分できることと、打ち上げに関しては、任意参加かどうかに関わらず、経費にできることですね。
プライベートでも使っている服を、ちゃんと本番でも使っていますよっていうのは、どうやって証明すればいいんでしょうか?
例:その衣装をコンサートで使っていることの証明
:車を楽器の運搬に使っていることの証明
:コンサートで使うために購入した小道具であることの証明
プライベートと仕事の両方で使う可能性のある出費については、単に購入したときのレシート、領収書だけでは証明力が弱い場合があります。
確かに仕事のために購入したんですよ、実際に仕事で使ったんですよ、という証明力を高めるためには、写真を撮ることが有効です。
スマホのカメラで撮るだけという手軽さに加え、目で見て相手に伝わるため、高い証明力を持ちます。
経費を勘定科目ごとに分けたら、これらを「現金出納帳」に記録していきます。